外壁リフォームをカバー工法で行うメリット!デメリットも併せてご紹介!

外壁リフォームをカバー工法で行うメリット!デメリットも併せてご紹介!

外壁のリフォームをする際に、さまざまな工事の方法があります。その中でもカバー工法による工事が、費用もかかりすぎず長くもつ家になりますので、注目されています。

外壁のカバー工法はどのような工事の方法をさすのでしょうか。またカバー工法のメリットとデメリットについて紹介をします。

外壁のカバー工法のメリット

カバー工法とは、修理工事の方法の一つで、既存の外壁材をそのままにして、その上から新しい素材を二重にかぶせる方法です。外壁の工事の方法として、「カバー工法」の他に「塗装工事」「張り替え工事」といった方法があるのですが、それと比較してカバー工法がもつ特徴について紹介をします。

長くするのであればランニングコストが安い

費用の面からいえば「塗装工事」は最も安く済むのですが、その方法では耐久年数が短いため、長い目で見ればカバー工法の方が、コストが安くなります。カバー工法による耐久年数はおよそ15年とみて良いでしょう。

断熱性が向上する

既存の外壁の外側から新しい建材を被せるわけですから、屋外からの暑さや寒さの影響を受けにくくなります。また逆に、冬の暖房によって室内を暖めた熱が、屋外に逃げていく度合いが減るなど、家の断熱性は高くなります。これにより冷暖房費の軽減が期待できるでしょう。

遮音性が向上する

カバー工法により外壁は前よりも厚くなりますので、外からの騒音が家の中に入る度合いが減ったり、逆に家の中で発せられる音が、屋外にもれたりすることが減ります。たとえば交通量の多い道路のすぐそばに家がある場合や、家の中でピアノの練習をしたいところは、このメリットが生きてくるでしょう。

外部の傷みが少なければ工事ができる

外壁の傷みが軽いならば、傷んだ状態のまま新しい建材を取り付けることが可能です。既存の外壁材の傷みを修復する必要がないため、その費用を浮かせられます。

工事中にできる廃材が少なくて済む

カバー工法は、既存の建材をそのまま廃棄せずに利用しますので、「張り替え工法」と比べて、発生する廃材が少なく、その面からのコストも安くて済みます。

費用と工事期間を少なくできる

「張り替え工法」と比べると、既存の外壁材をはがす必要がないため、リフォーム工事の費用と工事期間を少なくできます。

手軽に大きなイメージチェンジができる

既存の外壁の色や素材に関わらず、それとは全く異なった外壁に、思い切って変えられます。今までの外壁の色や材質が今一つで、新しい感じに変えたい場合は、外壁の傷みがひどくない限りは、カバー工法で対処できます。

外壁のカバー工法のデメリット

外壁のカバー工法にはさまざまなメリットがあることがわかりました。けれども一方でカバー工法にはデメリットがあることも事実です。次にカバー工法によるデメリットについて紹介します。

耐震性が低くなる

当然のことながら、外からかぶせる分だけ外壁が重くなってしまい、耐震性がそれだけ低下してしまいます。ですから、その低下を極力下げるためにも、できるだけ軽量な外壁材を使用した方が良いでしょう。

建物の内部の修繕ができない

既存の外壁を撤去せずに新しい外壁材をかぶせるため、建物の内部や下地、防湿シートなどの修繕が不可能です。ですから、建物の内部が劣化している場合、カバー工法による工事ができず、張り替え工事によって修繕をしなければなりません。

正しく施工しなければ、家の内部で結露が発生する

カバー工法では、既存の外壁材と新しい外壁材の間に、空気が通るスペースを作らなければなりません。それを適切に工事できなければ、完成後家の中と屋外との温度差によって家の中で結露が発生する場合もあります。結露が発生すれば、建材が腐食を起こしたり、雨漏りやシロアリの発生を許したりすることにもつながります。

カバー工法が向いている場合

カバー工法にはメリットもデメリットも存在しますので、カバー工法に向いている家というものがあります。どのような場合だとカバー工法に向いているのかを紹介します。

外壁のリフォームの費用をできるだけ抑えたい人

3種類の外壁リフォーム方法を比較したとき、塗装工事では耐用年数は短すぎ、張り替え工事だと費用が高額になります。そのため、費用を抑えつつ、かつ長く家を持たせたい場合は、カバー工法が最も適しています。

傷みはあるが、内部までは及んでいない場合

外壁の内部の部分がすでに傷んでおり、劣化が進んでいる場合、カバー工法による工事はできません。その状態で工事を行えば、家の構造物まで傷みが及んでしまい、耐久性がなくなってしまったり、とくにしっけからくるさまざまな被害に悩まされたりすることになります。このような場合は、張り替え工事をしなければならなくなるでしょう。けれども傷みはあるものの、そこまで進行していない場合は、カバー工法で十分対応できます。

まとめ

外壁が痛んできたり、新しい雰囲気に刷新してみたりする場合は、思い切って外壁のリフォームを行うとよいでしょう。いくつかの工事の方法はありますが、長い目で見ればカバー工法はおすすめです。ただし、カバー工法にも良い点や、気をつける点がありますので、よく検討して決定するようにしてください。

「株式会社瀬良忠建設」は、広島県福山市でリフォームなどの工事を行っている業者です。経験豊富な実績で、地域のみなさまのためにより良いリフォームを提案させていただいております。外壁のリフォームを検討されている方や、リフォームでお困りの方がおられましたら、是非お気軽にお問い合わせください。誠意をもってご要望にお応えいたします。