古民家のリノベーションで抑えておきたい!間取りの特徴を解説!

古民家のリノベーションで抑えておきたい!間取りの特徴を解説!

古民家の魅力のひとつは造形の美しさです。現代の建築では出せない独特の雰囲気があり、最近では古民家に住む方が増えています。古民家で快適な暮らしを構築するための方法のひとつは、リノベーションです。通常の住宅と同じようにライフスタイルに合わせて間取りを変更できます。

そこで今回の記事では、古民家のリノベーションで抑えておきたい間取りの特徴についてご紹介します。

古民家のリノベーションで抑えておきたい間取りの特徴とは?

現代の住宅とは異なり、古民家には広縁や土間などが設けられています。リノベーションを検討する際には、古民家の特徴を把握しておきましょう。ここでは、4つの特徴について詳しくご紹介します。

広縁がある

広縁とは奥行きのある縁側のことです。一般的な縁側は3尺(91cmほど)ですが、広縁は4尺(120cm)以上の奥行きがあります。広縁の主な役割は通路です。部屋と部屋を行き来する際に広縁を通ります。また、身分制度があった時代には低い身分の者が控える場所として活用されました。広縁自体にデメリットはありません。ただし、上手に活用できない場合には、空きスペースになってしまいます。リノベーションする際には、広縁の再利用を検討するとよいでしょう。

和室に廊下がない

古民家には廊下がありません。一般的に広縁を廊下の代わりとして利用していました。部屋と部屋の距離が短いため、音やにおいなどが伝わりやすいでしょう。古民家はドアや壁の代わりにふすまを設けています。ふすまの開け閉めで部屋をアレンジできるという魅力がありますが、プライベート空間を構築するのは難しいでしょう。リノベーションする際には、利便性を意識しておくことが重要です。

土間を設けている

土間とは、地面のままになったスペースのことです。古民家では玄関も地面のままになっていますが、土間は住宅の中に設けられています。リノベーションする際には、土間の活用方法を検討しましょう。他の部屋との段差があるため、状況によってはバリアフリー化が必要です。

田の字型に設計されている

田の字の間取りは日本の住宅の基本とされています、元々は藁葺き屋根の住宅が一般的でしたが、時代の変化によって田の字型の間取りが用いられるようになりました。古民家では中央に柱を立てています。壁が少ないという特徴があり、壁の代わりにふすまや障子などを使っています。リノベーションする際には、現代の生活に合わせて間取りの位置を変更しましょう。古民家の中には、トイレや浴室が母屋から離れた場所に設置している可能性があります。

古民家のリノベーションにおける間取り変更のポイント

住み心地のよい古民家にするには、生活スタイルに合わせて間取りを意識しましょう。ここでは、4つのポイントについて詳しく解説します。

プライベートルームを設ける

古民家にはプラベートルームが限られています。建具や間取りを工夫して、趣味や仕事などに集中できる部屋を作りましょう。たとえば、ダイニングルームに仕切りを設けて小さなプライベートルームを設けるという方法があります。

縁側にウッドデッキを設ける

広縁は庭先に設けられています。広縁をアレンジすれば、リラックスできるスペースを構築できるでしょう。たとえば、広縁にウッドデッキを作れば、バーベキューやティータイムなどを楽しめるスペースとして活用できます。また、植物を置けばガーデニングテラスとしても利用できますし、遊具を設置すれば子どもの遊び場として活用できるでしょう。

ライフスタイルに合わせて土間を活用する

土間には風通しがよい、掃除がしやすいなどのメリットがあります。土間をリノベーションする際には、特徴を生かすようにしましょう。たとえば、土間にキッチンを設けるなら庭で育てた野菜を簡単に調理できます。また、収穫した野菜や果物の置き場としても活用できるでしょう。調理中に油が跳ねたりしても、土間キッチンなら調理後のお手入れが簡単です。

また、土間をワークスペースにすればおしゃれなプラベート空間として活用できます。居住空間との差別化が図りやすく、仕事に集中しやすいでしょう。他にも趣味の空間やリビングとしても活用できます。ライフスタイルを考えながら、土間の活用方法を考えるとよいでしょう。

動線を意識する

リノベーションする際には、老後の暮らし方についても考えておきましょう。古民家は段差が多いため、バリアフリー化が必要です。居間からリビングへ移動できるフラットな出入り口を設けたり、スロープを設置したりすれば快適性が向上します。また、古民家は平屋が多いため、新たにトイレを設置すればリ委鞭声が高まるでしょう。

まとめ

古民家のリノベーションでは事前の計画が大切です。ライフスタイルに合わせたアレンジを心掛けましょう。土間や広縁などを上手にアレンジすれば利便性が高まります。

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