ZEH住宅でエアコンはどうなる?メリットや選び方について解説!

ZEH住宅でエアコンはどうなる?メリットや選び方について解説!

ZEH住宅では、エアコンを使いやすくなります。とくにZEH対象の機種を置くと光熱費削減が可能で、非常時でも電気を使えます。以上を踏まえて、ZEH対象のエアコンを選びましょう。省エネルギー性に優れたものなら、快適な暮らしができます。

今回はZEH住宅の、エアコンに対するメリットをまとめました。記事の後半では機種の決め方を解説しています。ZEH住宅でエアコンを活用したい方は、そのメリットを踏まえ、適切な選び方を実践できるでしょう。

ZEH住宅のエアコンに対するメリット

ZEH住宅はエアコンにとってもメリットがあります。電気代削減と、災害時でも使えることです。ZEH住宅によって、エアコンがどのように便利になるのかを見ていきましょう。

電気代削減につながる

エアコンを使うと、そのぶんの電気代がかかります。しかしZEH住宅なら、その節約になるでしょう。部屋の断熱効果のおかげで、使用機会を抑えられるからです。エアコンの使用を最小限にとどめられれば、経済的といえます。

ZEH住宅では、エアコンを効率的に使えます。断熱効果があるため、夏季や冬季でも部屋の温度を最適に保ちやすいのです。そのためエアコンを長時間使う機会が少ないでしょう。以上からコストを抑えながら、快適な暮らしが可能です。ZEH住宅では、エアコンの無駄づかいを抑えられます。その結果として、電気代の節約につながるのです。

災害時もエアコンを使える

ZEH住宅では、災害時でもエアコンを使える可能性があります。太陽光発電と蓄電池の組み合わせがポイントです。事前に貯めたエネルギーがあれば、停電が起きても電気を使えます。停電時でも電気を使える住宅は、利便性が高いといえます。

たとえばエアコンも、停電になると本来はまったく使えません。夏は暑く、冬は寒さをしのぐのが大変でしょう。しかし太陽光発電と蓄電池で蓄えたエネルギーがあれば、ある程度はエアコンを使えます。停電時も、住環境を守れるのです。非常用電力があれば、有事でも冷暖房を利用できます。

ZEH住宅には省エネ効果のあるエアコンを置こう

ZEH住宅に住むなら、省エネ効果のあるエアコンを置きましょう。経済産業省の資源エネルギー庁によると、ZEH住宅は、1年間に使うエネルギーを実質ゼロ以下に抑える家を指します。つまりエネルギー消費を徹底的に抑えることが大切です。

たとえば住宅がZEHでも、消費電力の多いエアコンを置いては意味がありません。エネルギーの量が多くなり、光熱費が高くなります。ZEH住宅は従来のものより建築費用がかかることがあるため、光熱費まで高いと生活が大変です。その意味でも、ZEH住宅に対応できるエアコンを選んでください。

ZEH住宅用エアコンの選び方

ZEH住宅のためにエアコンを選ぶには、次の3つがポイントです。ZEH対象エアコンを選ぶこと、消費電力量の少なさ、そして省エネ性能になります。それぞれの詳細を、以下で確かめてください。

ZEH対象エアコンを知っておく

ZEH住宅には、ZEH対象エアコンを選びましょう。その対象は、定格冷房エネルギー消費効率区分(い)に当てはまるかで決まります。エアコンによってZEH住宅対象の補助金を受けられるかどうかも違うので、よく確かめておきましょう。

エアコンのメーカーによっては、ZEH対象商品の一覧を公式サイトで公開しています。この一覧に当てはまる機種を選びましょう。ZEH住宅の省エネ効率を守るだけでなく、補助金事業にも関わりやすくなります。住宅の省エネルギー性を守るためにも、エアコンはZEH対象を選んでください。

消費電力量の少なさで選ぶ

ZEH対象エアコンのなかでも、消費電力の少ないモデルを選んでください。ここで注目すべきなのは、能力と消費電力の数値です。能力はkW、消費電力はWで示されます。能力はふり幅が大きいほど高いといえます。また消費電力は標準運転時を数値化したものです。

たとえばエアコンの能力が暖房で2.3kWとします。同じ能力でも、消費電力が少ないほど、効率がよいといえます。kW/Wで能力あたりの消費電力がわかるので、そこから理想の機種を見極めてください。ZEH対象エアコンを選ぶときは、能力と消費電力のバランスが大切です。

省エネ性能で選ぶ

最後のポイントは省エネ性能です。ここでは省エネ性能達成率や、通年エネルギー消費効率に注目してください。以上の2つが優れていれば、エコなエアコンになるでしょう。たとえば省エネ基準達成率は、エアコンの能力やサイズに応じた省エネ目標基準に対する成果です。100%なら、目標基準に達しています。100%を超える機種も見られるほどです。一方で通年エネルギー消費効率は「APF」とも呼ばれます。1のエネルギーを何倍にできるかを示すものです。数値が大きいほどエネルギー消費効率が優秀といえます。

ZEH対応エアコンは、省エネ基準達成率と通念エネルギー消費効率がステータスになります。2つの数値を確かめ、どちらも優れているタイプに決めましょう。

まとめ

ZEH住宅では、ZEH対象エアコンを置きましょう。光熱費削減のほか、非常時でも電気を使えるからです。機種を決めるときは能力や消費電力量、省エネ性能などから決めてください。ZEH住宅にふさわしいエアコンを置けば、快適かつ経済的な暮らしを望めます。

「株式会社瀬良忠建設」ではリフォームや住宅建築の相談を受付中です。ZEH住宅に置くエアコンに関しても、アドバイスをお送りします。ZEH住宅に興味があれば、当社公式サイトへお問い合わせください。