ZEH住宅とは?太陽光発電なしでも認定してもらえる?詳しく解説!

ZEH住宅とは?太陽光発電なしでも認定してもらえる?詳しく解説!

時々ハウスメーカーの宣伝で、ZEH住宅という耳慣れない言葉を聞くことがあります。太陽光を使っている住宅だとは分かるけど、意味や特徴が今ひとつはっきりしないかもしれません。

そこで今回はZEH住宅とはどんなものなのか、また太陽光発電なしでも認定してもらうことは可能なのかということについて、詳しく解説します。

ZEH住宅の特徴

ZEHとは「net Zero Energy House」の略語です。意味は「エネルギー収支をゼロ以下にする家」となります。言い換えると、家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などで創るエネルギーのバランスを取り、1年間で消費するエネルギー量を実質的にゼロ以下にする家のことです。その主な特徴を3つ上げます。

省エネに効果的

エネルギー収集をゼロにするには、使用するエネルギー量を抑えなければ実現が難しいものです。そこでZEH住宅は使用エネルギーを一般的な住宅に比べて大幅に減らすことを目標にしています。つまり省エネに効果的な住宅です。

断熱性に優れている

消費エネルギー量を減らすといっても、夏が熱く冬は寒いといった内容では、快適な環境とは言えません。しかしZEH住宅は断熱性にも優れており、高性能の窓や高断熱材を使用しています。断熱性に優れているため、従来の住宅に比べて、冷暖房をそれほど使用しなくてもすみ、家族が快適な住環境で過ごせます。

エネルギー生産につながる

消費エネルギーをなるべく抑えると共に、エネルギーを多く作り出す必要があります。そこで太陽光発電のための設備などを設置して、エネルギーを生み出します。このようにZEH住宅はエネルギー生産にもつながるのです。

ZEH住宅購入のサポート制度

ZEH住宅には嬉しいことに補助金制度があり、要件を満たしていれば受けられます。たとえばZEH支援事業では、一戸あたり55万円のサポートがあります。さらに追加補助額として蓄電システムの導入で2万/kwh、補助対象経費の1/3、または20万円の低いほうの額が加算です。

またZEH +と言われるZEH支援事業では、1戸あたり100万円の補助金が出ます。さらに取り付けるシステムによって2万/kwh、補助対象経費の1/3、または20万円の低いほうの額、または12万円から90万円までの額が加算されます。

ZEH住宅は太陽光発電設備がないと認定してもらえない?

ZEH住宅は太陽光発電の設備が備わっていないと認定されないと勘違いしている方も多いのですが、実際には「ZEH Oriented(ゼッチオリエンテッド)」という規格があるため太陽光発電なしでも認定してもらうことが可能です。ZEH Orientedの特徴について、詳しく解説します。

太陽光発電設備なしでもOK!ZEH Orientedとは?

ZEH Orientedは主に都市部をターゲットとしており、太陽光発電設備を備えるだけの面積がない住宅でも規定されている断熱性・省エネ性をクリアしていれば認定を受けられます。

主な基準については、以下のとおりです。
・ZEH強化外皮基準に合致していて断熱性が高い
・断熱+省エネの一次エネルギー消費量を 20% 以上削減している
・北側斜線制限の対象となる用途地域である
・敷地面積が85㎡未満(約25坪)

これらの要件を満たしている住宅は、ZEHの認定を受けることが可能となります。東京23区内など都市部の住宅密集地などにおいては、こちらの基準を満たしてZEHの認定を受けることが現実的な方法だと考えられるでしょう。

ZEH Orientedも補助金などを受けられる?

基本的に、ZEH Orientedの基準を満たしていれば、通常のZEH住宅と同様の補助金などを得ることが可能となります。補助額についてはZEHと同額と定められていますが、太陽光発電設備などを新設しないために実際の補助金の額は通常のZEHよりも下がってしまうことが多くなっています。しかし環境にも配慮した住宅を建てたいと考えている方にとっては、補助金についても見逃せない事項だといえるでしょう。

ZEH住宅を建てるならば要件の違いを理解しよう

都市部など一部の地域限定ではありますが、ここまで解説したように太陽光発電設備がなくてもZEH住宅として認定をしてもらうことは可能です。ZEHには他にも「Nearly ZEH」「ZEH+」「Nearly ZEH+」といったさまざまな種類があるので、自分の住宅がどの要件に当てはまるのか、また当てはめやすいのかということを事前にしっかりと確認しておくことが大切です。新築やリフォームの際には、手掛ける工務店としっかりと打ち合わせをして、要件を確実に満たせるようにしておくことが重要となります。

まとめ

今回はZEH住宅の特徴や、太陽光発電設備がなくても認定を受けられるZEH Orientedについて詳しく解説しました。家のリフォームを考えている方には太陽光を使ったZEH住宅がおすすめです。光熱費の節約にもつながりますし、災害時にも使えます。また季節の寒暖差が少なく、家族の健康にも貢献できます。

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